718 Boxster 覚え書き

ポルシェ ボクスターについてのあれこれです

定期点検 安心感を買う?

 年1度の定期点検が迫ると、葉書の案内だけでなく、ご丁寧にディーラーの営業マンからも電話がきます。外国車のディーラーって、毎月たくさん売れるわけではないし、いろんなメンテの売り上げもあってやっていけるんだろうなあ...などと、勝手に想像してみる私。

 ボクスターに乗る前、定期点検など受けたことがありませんでした。オイル類やタイヤの減りなどは自分でチェックできるし。「故障したら修理すればいい」と考えていました。実際それで不都合はなかったし、20万超走ったロードスターはエンジン周りやラジエター修理に、異常を察知した時点で自分で持ち込みました。

 しかしボクスターは、1年目、2年目と定期点検に出しています。何となく安心できるし。これ、高い買い物したらビビってしまう、庶民の心理かもww。ちょっとだけ言い訳しておくと、ボクスターはエンジンルームを見ることができない!というのがあります。

 どこか異常があればアラームが点灯するし、実際にエンジンルームを見ても素人には何も分からないのですが。でも、どことなく不安で不満も感じるところです。

 ミッドシップなので、フロントのボンネット開けても何もありません。というか、トランクスペースです。ウインド・ウオッシャーのタンクなどはありますが、トランクスペースと分けて隠してあります。

 エンジンルームは座席の後方、トランクルームに当たるところを開けます。しっかりと遮蔽され、ガードされた向こうがエンジンルームです。

↓ トランクルーム手前に狭いトランクスペース。この向こうが見えないエンジンルーム

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 「エ....エンジンが見られないの??」

 と、最初は思わずディーラーでうめき、問い詰めました。自分の車の、ポルシェのエンジンを、見ることができないというのは結構ショックでした。

 「専用の工具がないと、中は見ることができません。ご覧になりたいときは、整備部門にご案内します」

 はああ...と、肩から力が抜けたのを思い出します。

 休日にエンジンやコード、パイプ類とかの汚れを拭いたりするの、結構好きだったのに。86の4AG、NBロードスターの低回転域からトルクが太かった1800。プラグ周りの汚れをきれいにするだけで、なんとなく車が元気になった気がするという、根拠ゼロの思い入れもあったし。

 「専用の工具がないと見られない」は、裏を返せば「専用の工具さえ入手すれば開けられる」ということです。しかし、そこまでする元気はいまの私にありません。開けて何かする技術も持ってないし。

 さて、2年目の定期点検の費用は、下の写真の通りです。3万円で安心感を買った?。飲み会に誘われても、当分の間は断ろうと思った私でした。

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